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駆け出しゲームプランナーの日々を綴ります。

知識の価値

「合計で1200円です」 これが、私の知識の値段だった。 ブックオフでこれまで読んだ本を処分したときの話である。 私は本を読むのが好きな方だと自負している。 読むジャンルは様々あるが、特に好きなジャンルはSFと歴史小説である。 好きな作家は安部公房と…

アドベンチャーゲームの”ゲーム性”を探して。

久しぶりに、ゲームの話をしたいと思います。 これまでは、あくまで遊ぶ側として数多くのゲームに触れてきました。 そして、それらのゲームには個々に特徴や面白い思わせる部分がありました。 その個々のゲームの持つ特徴が”ゲーム性”だと考えていました。 …

映画を2本観た話〜後編〜

さて、後編です。 前編では、遅効毒のあるヨーロッパ映画についての感想でした。 しかし、後編は全く真逆の、痛快娯楽エンターテイメント!!! 映画とは娯楽たるべき!!といった信念と情熱の爆発した作品の感想です。 いま日本全土を巻き込んで、映画界に…

映画を2本観た話〜前編〜

映画を2本、友人達と観てきました。 1本目はスウェーデン映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』。 2本目は、いま邦画界を席巻している話題作 『カメラを止めるな!』。 上記の2本の感想を語りたいのですが、長くなるので前後編に分けて綴って行きます。 先ず…

Rez Infiniteとクリエイターの苦悩

近頃、このブログの更新頻度少し上げてみました。どうでしょう? これからも色んなネタにアンテナを張って、思いのたけを綴っていきます。 文体が安定しないのは、試行錯誤しているからなのでご了承ください。 さて、前置きはこのくらいにして、本日のテーマ…

アナログゲーム『モンスターメーカー』を遊びました。

ゲームといえば、多くの人が想像するであろう「ビデオゲーム」。 テレビとハードを繋いで出力する家庭用ゲームから、持ち運べる携帯ゲーム。 最近はスマホで遊ぶことのできるゲームも、多くの人に認知されていることだろう。 しかし、なにも画面に出力して遊…

ファイナルファンタジーの正解とは?

初めに、私は「ファイナルファンタジー13」が好きである。 多分、シリーズで一番好きなタイトルだと思う。 ファイナルファンタジーは説明不要の国民的RPGである。 しかし、このファイナルファンタジー13は数あるシリーズ作品の中でも、特に好みの分か…

少し切ないメリークリスマス〜『戦場のメリークリスマス』を観た話。〜

いまや一般的となった電子音の音楽。ピコピコ音や、チップチューンと言われるそれは、世界各地で様々な進化を遂げ、1980年代に現れたニューウェーブ音楽は、音楽の可能性を一気に飛躍させ、いまなお鮮明で、独特な輝きを放っている。U2、ジョイ・ディヴィジ…

これを読んだら「さん」くれろ。〜映画『ピンポン』を観た話〜

「月にタッチするなんて訳ないよ」橋の欄干の上に立ち、こんな言葉を突拍子も脈絡もなく言ってのけるペコは、一体どんな気持ちだったのだろう。思春期に訪れる己の存在意義との葛藤か、はたまた強がりか。映画『ピンポン』は2002年公開の映画。 原作は松本大…

映画『バトル・ロワイアル』を観た話。~いまこの映画を観る理由~

映画『バトル・ロワイアル』を観ました。 『バトル・ロワイアル』 制作・日本 2000年公開 監督・深作欣二 原作は高見広春によるホラー小説。 舞台は極東に存在する全体主義国家・大東亜共和国。 国家元首を総統とするこの独裁国家では、毎年全の中学3年生の…

Awakenings inthe Midnight.~目覚めは「夜」にも訪れる~

今回も例のごとく最近観た映画の話です。 今回紹介するのはこちら。 1990年公開、ロビン・ウィリアムズとロバート・デ・ニーロの主演。 『レナードの朝』(原題:Awakenings)。 幼少期に発病した病気がもとで、30年間植物状態からの覚醒を果たした青年・レ…

『T2:トレインスポッティング』に見る、”20年後の自分たち”。

わたくし、これまで沢山の映画を観てきたわけですが、とりわけ好きな作品があります。 それは、1996年公開のイギリス映画『トレインスポッティング』です。 スコットランドのエディンバラで、薬におぼれて怠惰な日々を過ごす若者たちの青春群像劇です。現在…

劇場版『仮面ライダーアギト PROJECT G4』を観た話。

久しぶりの投稿になります。 前回から1年以上の時間が空いてしまいました。 さて、そんな久しぶりの投稿で扱うネタは映画です。 しかも大好きな「特撮モノ」。 タイトルにもある通り、今回取り上げるのは平成仮面ライダーの2作目にあたる、『仮面ライダー…

ゲームに流れる「島時間」

やってきました!題して「クロノクロス回」。と、勝手に命名。 最初に「クロノクロス」とはなにか? ドラゴンボールで有名な漫画家・鳥山明先生がキャラデザを、ドラクエを作った堀井雄二とFFの坂口博信が協力して作り上げたRPG「クロノトリガー」の続…

第1小節 邂逅

皆さん(実際は何人の方が見ているのかわかりませんが取り敢えず、皆さんでいきます)、テレビゲームや携帯ゲームといった映像を媒介にするゲームに魅了された経験はありますか。私は過去に何度もあります。なんてったってゲーム大好きですし、中学生の頃は少…

スピッツの旅もひと段落

最近ある一冊の本を読みました。 ロックバンド、スピッツの2007年までの道のりを記した「旅の途中」という本です。 スピッツが好きだからという、非常に安直な理由で読み始めました。 しかし、好きなものを一から学びなおす機会というものは、この先あやふや…

「トクサツガガガ」はかく語りき

わたくし最近めっぽうハマっている漫画があります。 丹羽庭先生の漫画「トクサツガガガ」であります。 タイトルの通り、物語のキーは「トクサツ」=「特撮」です。 仮面ライダーや、戦隊、怪獣にウルトラマンといったアレです。 特撮といえばちびっ子を対象…

「映画が好き」、はどこまで通用するのか?

今回の話題は「映画が好き」はどこまでいいのか。タイトルのまんまです。 私は世間一般で言う「映画が好き」な人間だと自分で捉えています。 だって、hulu登録してるし、と強がりもここに置いておきます。 でも、実際のところこの「映画が好き」という言…

気づけば30回を超えていて。

2014年に始めたこのブログも、なんやかんやで30回を超えていました。 始めた最初はブログの書き方なんて、右も左もわからずに試行錯誤の連続でした。 途中、一年ほど期間をあけた時期もありましたが、去年の終わりから、また少しずつ続けてみようと思い再開…

『五分後の世界』の食べ合わせ

去年の夏、村上龍のSF小説『五分後の世界』を買いまして、ここ最近まで読んでいた私であります。移動中の電車の中で読むとちょうどいいので、読むのが遅い私でも2週間ほどで読み終わりました(それでもほかの方たちに比べれば遅いのかも)。 内容は第二次大…

『東京トイボックス』が好きな話

前回の続きみたいなカタチです。今回は漫画『東京トイボックス』の話題。この漫画はゲームデザイナーの主人公・天川太陽が自らが社長を務めるスタジオG3という弱小ゲーム会社の仲間たちと、大手ゲーム会社ソリダスワークスとの闘いを描いた作品です。私がこ…

うめ先生からサインを頂いた話

先日、朝起きてツイッターを眺めていたら、なんと渋谷で大好きな漫画家さんのサイン会があるとのことで、夜に渋谷へ向かう事に。 その漫画家さんというのが、現在スペリオールで『スティーブズ』、過去にコミックバーズで『大東京トイボックス』を連載してい…

捻くれ一人紀行

今回は一人で行動する、というテーマです。私は日頃より一人で行動する事が、多くなってきていると感じます。というのも、近くに親しい友人が多くない、というのが理由だろうと、結論が一つ出ています。生まれが東北なので、関東に知り合いは数えるほどしか…

うすた展とは小宇宙、の巻

大分経ちましたが先月中野ブロードウェイで開催されていた「うすた展」の話題です。「ピューと吹くジャガー」で有名な、うすた京介先生の原画展に予言通り行ってきたのでした。で、タイトルの小宇宙、という言葉の意味ですが、なんというか上手く説明がつき…

超絶知識生命体との死闘、の巻!!

友達と久しぶりにウイイレ2016で対戦しました。操作が全くわからずぼろ負けしました。これは悔しいを通り越して、只々自分に腹が立ちました。負けず嫌いなのに、技術が伴わないので如何ともしがたい。そのあと、少し一人で練習してコンピューターと対戦しま…

Mr.Childrenという群像劇

人生とは、ネタ探しの旅である、と私の年の一回り離れた知人がいいました。そして、その旅も無音なばかりではやってられません。楽しいこと、辛いこと、喜怒哀楽に満ちたこの旅路を彩り、ときに癒すものが必要です。そう、音楽です。前回はスピッツについて…

最近買ったTシャツ夜話

このところ寒い日が続いておりますね。東京や埼玉は珍しく雪がどっと降り、都市機能が麻痺したり、中々大変なようでした。雪国東北生まれの私はそんなのへっちゃら、というわけでもなく、暑がりで寒がりな非常に天邪鬼な体質の持ち主であります。雪の多い地…

うすた新刊出たってよ。

私が小学生の頃、少年ジャンプは床屋さんでバックナンバーを貰って読んでいました。中でも大好きな漫画があり、それが『ピューと吹くジャガー』でした。 作者はうすた京介先生。シュールギャグ漫画界の巨匠です。 そんなうすた先生の最新作『フードファイタ…

ウォーキングしてデッド也

突然ですが、実はわたくし、ゾンビが大好物です。 ゲームであれば、『バイオハザード』シリーズや、『デッドライジング』シリーズなんかは大好きです。と、いうことで今回はゾンビの話題。そして海外ドラマ。 その海外ドラマ+ゾンビ=というのが『ウォーキン…

ジョジョ、読まずにはいられない!

年始のブックオフは人がいっぱいで、考える事は一緒なんだと思いましたが、これこれで一つの正解です。きっと人それぞれに気になっていた漫画や本を手にとっては楽しんでいたことでしょう。私もこのタイミングで漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を買いました。…