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駆け出しゲームプランナーの日々を綴ります。

Rez Infiniteとクリエイターの苦悩

 近頃、このブログの更新頻度少し上げてみました。どうでしょう?

これからも色んなネタにアンテナを張って、思いのたけを綴っていきます。

文体が安定しないのは、試行錯誤しているからなのでご了承ください。

 

 さて、前置きはこのくらいにして、本日のテーマはタイトルにも挙げた通り、

Rez Infinite』について取り上げたいと思います。

知らない人もいると思うので簡単に解説すると、こちらはゲームソフトです。

簡単な操作で「光と音の世界」を揺蕩い、迫りくる敵を撃ち落としていくシューティングゲームです。

そして、本作は2001年にPS2で初代が発売されており、今回紹介するのは2016年にPS4で配信された最新版です。

詳細は下記を参照してください。

Rez Infinite(レズ:インフィニティ)

■販売:Enhance Games

■プロデューサー:水口哲也

Rez - Wikipedia

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↓関連動画↓

Rez Infinite - Debut Trailer (Direct Feed) | PS VR - YouTube

 

 動画を観てもらえれば分かる通り、ゲーム全体のデザインはいたってシンプル。

キャラクターのモデリングから背景に至るまで全てワイヤーフレームで構成されています。

本来のシューティングであれば、戦闘機の様な自機のデザインと、大空から下界を見下ろすような背景があるものですが、それらが一切ないのがこのゲームの特徴の一つです。

次に「音楽」。BGMもかっこいいでしょう?

頭の中から、丹田に響くような電子音。そこに、敵を倒すとそれがパーカッションとなって、BGMをさらにかっこよく装飾してくれます。

もう何が何だかわからない。

一言でいえば「すごい」。これに尽きるでしょう。

また、本作は「音」にとてもフォーカスしたシステムから、前述したこれまでのシューティングゲームに存在した諸要素を省くことで、そのシステムに全身で浸かることができるのです。まさにセンスの塊といえるこのゲーム。

遊んだほうも何が何だかわからないのですから、開発はとても難航したそうです。

頭の中にぼんやりと浮かんだイメージをはっきりと形にしていくのはとても大変なこと。

そして、それを他社に伝えるのは並大抵のことではありません。

本作のプロデューサーの水口哲也さんのこの時の苦悩はニュース番組でも取り上げられていました。

画像からも漂うオーラ・・・。

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※内容については下記のURLを参照。

俺は絶対諦めない・・・ (sm2788951) - ニコニコ大百科

 

しかし、水口さんは確かな信念と、己のイメージを形にすることをあきらめず、この作品を生み出しました。

きっと、みえないところで数えきれない衝突があったことでしょう・・・。

 さて、最新版となる本作は注目のVRにも対応しており、本作の真骨頂はこのVRモードだったりします。

切り取った画面からだけでは受け取りづらく感じた世界観も、360°の電脳世界となれば話は別。その没入感たるやすさまじいものだそうです。

これは水口さんが望んでいたゲームのデザインだそうで、本作は10年以上経過しついにその真価を発揮したといえるでしょう。

私はつい最近になり本作をプレイしたのですが、もっと早くに遊んでおけばよかったと少し後悔をしました。

はっきりと人を選ぶゲームであることも確かですが、一度遊んだ人の記憶にハッキリと残る作品なのは間違いないと思います。

弾む音に体を揺らしながら、五感でゲームを楽しむのもまた一興。

音楽や芸術に興味のある人なら、このゲームは刺さるはず!

気づけばあなたも『Rez Infinite』の虜になっているでしょう。

それでは僕も、もう少しこの電脳の海に漂いたいと思います。

ドゥクドゥク・・・。