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駆け出しゲームプランナーの日々を綴ります。

うすた新刊出たってよ。

 私が小学生の頃、少年ジャンプは床屋さんでバックナンバーを貰って読んでいました。中でも大好きな漫画があり、それが『ピューと吹くジャガー』でした。

作者はうすた京介先生。シュールギャグ漫画界の巨匠です。
そんなうすた先生の最新作『フードファイター タベル』が現在ジャンプ+というスマートフォンのアプリ内で連載中です。5年ぶりということで、とても楽しみに「していました。漫画は雑誌よりも単行本派なので、事前情報は一切なしで第1巻の発売を楽しみにしていました。
『ピューと吹く~』は音楽の専門学校を舞台に個性豊かなキャラクターが登場していましたが、今作でもその個性的なキャラクター達は健在で、「食」がテーマです。タイトルは内容そのまま、といった感じでしょうか。
しかし、料理漫画ではなく、あくまでも「タベル」漫画ですので、登場人物たちの破天荒で型破りな食の形を今作は楽しむことができます。具体的な食べ方は避けますが、ここでもうすた節は健在で、よくわからない世界で妙な説得力に満ちたフードファイトが展開していきます。
前作もそうでしたが、うすた作品は世界観がわかるようでよくわかりません。でも、その曖昧な境界がシュールな漫画によくなじんでいます。これは唯一無二の表現方法です。ほかには出せません。
それと、うすた作品で毎回楽しみなのが、その圧倒的な画力で描かれる単行本のカバーイラストです。絵具で書いたようなカバーイラストは各作品ごとに綺麗な絵画のような仕上がりで、私はこれが個人的に楽しみにしております。
今作の第一巻も、沢山の色を使って描かれていて、部屋に飾りたいようなイラストでした。
東京では中野ブロードウェイでこのタイミングに合わせてか、「うすた展」といううすた先生の原画展をやっているそうなので、日曜日にそちらに出かけてきます。楽しみです。
できたら、そちらの内容なんかも紹介できたらと考えております。次巻も大変楽しみなのでした。
ちなみに、『ピューと吹く〜』 では、ニャンピョウとクヤシスという生き物が好きです。このセンスもたまりません。
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