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駆け出しゲームプランナーの日々を綴ります。

漫画『仮面ライダーSPRITS』全16巻を呼んだ話・・・その1[おさらい編]

何年か前にブックオフで立ち読みをしてすごく印象に深く残った漫画があった。タイトルにある『仮面ライダーSPRITS』である。

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仮面ライダーSPRITS』は枝村賢一により2001年から講談社のマガジンZにて連載が開始され、2009年には月刊少年マガジンに移り、『新・仮面ライダーSPIRTS』に改題を行い、現在も連載中の漫画である。

前者のほうは単行本が全16巻で構成され、そこから後者へとつながっていくことになる。

そのまえに、仮面ライダーについておさらいをしておこう。

仮面ライダーは日本国民であれば、誰しもが一度は耳にしたことがあるであろう、1971年に放送が始まった特撮ヒーローの名前である。

世界征服を企む悪の秘密結社・ショッカーにつかまり、改造人間として手術を施された大学生・本郷猛が正義の味方、仮面ライダーとなって、その改造された四肢を振るい、ショッカーと闘いを繰り広げていく。

特徴的なビジュアルに赤いマフラー、そして何より、バッタの能力を移植されたその脚力で放つ必殺技のライダーキックと、「変身」の掛け声は仮面ライダーを語るうえで欠かせない代名詞になっている。

昭和から続くこの正義の系譜は、世が平成に移り変わった現在でも受け継がれており、2000年に放送が始まった『仮面ライダークウガ』から、2015年現在の『ゴースト』までシリーズが継続されている。

ここで注目すべきは、『仮面ライダー』が昭和と平成の二つにすみわけでき、漫画作品『SPRITS』は前者の昭和ライダーにスポットをあてた作品になる。

本作はテレビシリーズの続編を描きつつ、昭和ライダーが力を合わせて悪の秘密結社が手を組んだ「バダン」という軍団と死闘を展開する、という非常に胸が熱くなる物語のつくりになっている。

昭和のテレビシリーズは初代の『仮面ライダー』から順に『Ⅴ3』、『X』、『アマゾン』、『ストロンガー』、『スカイライダー(厳密にはスカイライダーはタイトルではない)』、『スーパー1』と続き、スペシャルの『ZX』までの一区切り。

この後に『BLACK』と続編『~RX』があるが、これも昭和ライダーにすみわけされるが、放送時期は平成に入ってからの作品である。そして今回の漫画にも登場はしない。

以上のことから登場ライダーは初代から順に1、2号ライダー、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZXの全10号ライダーが活躍する。

大地を蹴り、空を駆け、海を走る、まさに縦横無尽の活躍を漫画のあの限られたページの中で作者は見せてくれる。敵の怪人の散り様も実に見事。私が敵の怪人だったら、これだけされれば本望である。

今回は漫画の紹介と、あふれ出る仮面ライダー愛が爆発してしまい、肝心の感想を書くタイミングを忘れてしまったので、今回を第1回とした全2部構成で綴っていきたい。