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駆け出しゲームプランナーの日々を綴ります。

うすた展とは小宇宙、の巻

大分経ちましたが先月中野ブロードウェイで開催されていた「うすた展」の話題です。
「ピューと吹くジャガー」で有名な、うすた京介先生の原画展に予言通り行ってきたのでした。
で、タイトルの小宇宙、という言葉の意味ですが、なんというか上手く説明がつきませんという意味の小宇宙です。
もうこの時点で意味がわかりせん。
言葉と言葉がお互いの頭と尾っぽをくわえて、ウロボロスの輪のようです。
自分で言っていて収拾がつかなくなりそうなので、ここいらでやめておきましょう。つまりは、それぐらい不思議な魅力を持った漫画家さん、ということです。
さて、うすた展ですが、これまで同先生が産み出してきた漫画作品の原画の数々が展示されており、その一つ一つを味わうように見てきました。
漫画の原画なんて、こういう特別な時でないと中々見る機会は一般人にはありませんから、少しでも瞼に焼き付けようとしました。そこで、ふと天井から視線を感じました。見上げてみると、そこにはピューと吹くジャガーでお馴染みのキャラクター、ハマーがいるではありませんか。ハマーは忍者で、主人公のジャガーさんと脇役ピヨ彦の住む部屋の屋根裏に住んでいます。きっとそのことを現実でも再現してみようという試みだったのでしょう。中々にニクい演出です。
そのほかにも、漫画のカバーイラストを展示したり、来場者の人たちが書けるメッセージボードが設置してあったり、作家だけで作る展示ではなく、来場者も加わり初めての完成をみる展示、といった印象を全体を通して感じた原画展でした。入場料は無料。中野ブロードウェイの一画の決して広い場所、とは言えない空間ではありましたが、そこはうすた作品の真骨頂。
作品と作者独自のセンスで、そこは最早小宇宙。
うすた先生恐るべし。ちゃんちゃん。f:id:tyoppamax:20160209231120j:image